私は佐賀県伊万里市の田舎で生まれました。
生家が有った尾根への入り口です。
Googleビューによりますと現在はコンクリート舗装されているようですが、昭和30年代はまだ赤土の道で、大雨が降ったり台風が通過した後は当然のごとく荒れてました。
車もバイクも無い頃の事ですので、歩けば道が出来るとして?暫くはそのままになっており、雨水で掘れた溝を右へ左へ飛びながらバスの走る道(未舗装路)まで下りていたものです。
バスと言っても1日に2本くらいしか走ってなかったように思います。雨の日には道端で手を挙げると止まってくれて、小学校まで無料で乗せてくれるようなバスでした。
良い時代でしたね~
そんな田舎ですので、いよいよ駄目だとなると村の衆が集まって道の補修をしていたようです。
ある日突然、道なのか溝なのか分からくなった道が平らになってたんです。
子供的には掘れてようが平らであろうがどっちでも良かったんですがね~(笑)
小学2年生までそんな田舎にいましたので、道は壊れる壊れたら直すと言うのが当たり前だと思ってました。
てか、思ってます。
色即是空 空即是色 形あるものは何時かは壊れるものですからね~
形あるものに永遠なんて有りません。
で昨日、こんなニュースが流れてました。
世界遺産への道を無断掘削 関与疑いの男「排水のため」
世界遺産を構成する高野山(和歌山県高野町)へ通じる「町石道(ちょういしみち)」(国史跡)が、12カ所にわたって無断で掘り返されていたことがわかった。管理する和歌山県かつらぎ町教育委員会が18日、県内の80代の男が関与した疑いがあるとして、文化財保護法違反容疑で県警に告発し、発表した。
朝日新聞DIGITAL
辛いな~ このニュース。
お爺ちゃんはみんなの為に良かれと思って道の補修をされたのでしょうに、まさか文化財保護法違反で告発されるとは・・・
何百年もの間、地元の人のこの様な努力が無ければこの道は存在しないかも知れないのにね~
「世界遺産になったら草木一本動かす事相ならん!」と言うことですな~
良かった~ ここが世界遺産じゃなくって。( ^ω^)
6 件のコメント:
burattoさんが知らないだけでそこは世界遺産大津古道ですよ。
関係機関に通報しておきましたのでそのうち告発されることでしょう(笑)
どっひゃ~
ワタヤン、そんな殺生な~
2日も掛かったんですよ~
しんどかったんですよ~
なのに~
勘弁してください。(笑)
burratoさんは幼少のころはぷつんと何軒屋に住んでおられたんですか。
きっと平家の落ち武者の谷だったんでしようね、
なんとなくそんな趣を感じたのは、大ごけしてもかすり傷だけで済んでしまう、強靭な遺伝子をお持ちのように思えたからでした。
道なき道を補修してください。
あなたの前に道はない、あなたの後ろには道ができる、
おぉ父よ、偉大なるなる父よ!とかなんとか。唱えて開拓してください。
アンドレ カンドレ サンタリ ワンタリ アラホレ ミロホレ
この呪文のわかる人はすごい!
ホワイトさん、残念ながらその呪文分かりません。
と、またも残念ながら平家の落ち武者が住むような山の中でもありません。
トトロに出てくるような、いたって普通の田舎の百姓でした。
歳を取ったら帰るつもりだったのですが、なかなか人生思い通りには行かないものですね~
京都で死ぬことになりそうです。(笑)
1年も経てば馴染んで古道と見分けがつかなくなるのでしょうけどねぇ。
って、これ重機入れてませんか?
古道風にアレンジできてれば許してもらえたかもね。
Takesan、全く持ってその通りですね。
数年後に歩く人は何百年も前からそうだったと思う事でしょう。
てか、80歳のご老人が一生懸命排水できるように頑張られたんだと思います。
もし見かけたら「ご苦労様です。有難うございます。」と一声掛けたいところです。
どあって~ 大変なんです。
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