TLM80を作り出したのは40歳過ぎだったか。
溶接もFRP加工も出来ない、ただのトライアル好きオッサンの思い出です。
エンジンは出来たんですが車体が・・・
先ずは、TLM220のステアリングステムを取り付けるためにボールレースを大きいものにしなければと、トライアルを通じた知り合いで金属加工の仕事をされてるN村さんに鉄製の輪っかを作って貰いました。
この輪っかをTLM50のステム部分に溶接して貰い、その輪っかの中にボールレースを入れる訳です。
やんや やんや。簡単 簡単。
よ~し!TLM50のステム(少し長い)をTLM220のステムパイプに合わせて鉄ノコで切ろう。
ギーコ ギーコ ギーコ ・・・・
あっ!
斜めになってもた。
いきなり失敗やん (´;ω;`)ウゥゥ ヤスモノノテツノコヤモンナ~
しかし、もう取り返しがつかない。
斜めに切ってしまったステムに輪っかを嵌めて溶接をしてもらう。
Sリン :「ホンマにここでエエか?」
オレ :「エエです。エエです。お願いします」
ジジジジジジ・・・・
Sリン :「よし、出来た」
オレ :「おおきにおおきに、Sリンって高倉健に似てるな~」
Sリン :「・・・・」
オレ : あっ!
ちょっとズレてた。
アカン失敗や。
仮止めにしてもろて もう一度確認するべきやった。(´;ω;`)ウゥゥ
しかし、もう取り返しがつかない。
出来たと言う事で220のステアリングステムを取り付けてみる。
( ,,`・ω・´)ンンン?
大きくハンドルを切った所で重くなる。
リューターで修正。修正。修正。
が、容易いな事ではない。
頃合いで無理やり納得する事にした。( ノД`)シクシク…
とまぁ、100%満足した訳ではないが、それなりに完成として数年。
今日も今日とて山科から山越えをして奥宮トライアル練習場へ。
れれ?
先週曲がれた所が曲がれない。前輪がタイヤ1本分外へいってしまう。
なんでや???
お次は、土手を使ってダニエルっぽい練習。
前輪を上げてクラッチで後輪ジャンプっぽい動作を数回繰り返す。
れれれっ!
バイクがドンドン下がりそのままアンダーガードが地面に接地した。
なんでや???
らっ!
ステムのところが完全に折れていた。繋がっているのはアクセルワイヤーとハーネスのみ。
困った困ったこまどり姉妹・・・これでは帰られへん・・・バイクを置いて帰るか・・・
と凹んでいたところ、一緒に練習していたM本さんが仕事用のトラックを取って来ると仰る。
有り難や有り難や。何という男前なお人や。
バイクだと山越えをして一直線だが、トラックだと山をグルっと回らなければならない。大変だ。本当に申し訳ない。
しかし、思いの外早くトラックで帰ってこられた。地元なのでこの辺りの道に詳しいようだ。
有り難や有り難や。何という頼りになる男や。
しかしステム部分が折れるとはとんでもない事だ。
実は少し前から国道を走っている時に妙な振動を感じていたのだが、こんな事になりかけていたとは思いもせず乗っていた。
もし国道で折れていたらと思うとゾッとする。
原因に心辺りが無い訳でも無い。
TLM220のステムのストッパーとフレーム側のハンドルストッパーが会わなかったので、少し加工した覚えが有る。
その加工した所からヒビが入り破断したんだろうと思う。完全にオレのミス。未熟さのせいだ。情けない。
がまぁ、ケガをせずに済んだのが不幸中の幸い。技術も知識もない素人が思いだけでフレームを弄ったのが間違いだったのだ。もう二度とフレームは弄るまいと固く誓ったのでした。
良い子のみんなは真似しないでね。ヽ(`Д´)ノ スルカー
2 件のコメント:
しっかし、弄り倒してますね〜。
ってか、昔から弄らんと気がすまん性格なんですね。
でで、そのステムをもう一度溶接したんですか?
Takesan、私に始まった事では有りません。
第一次トライアルブームの頃はトライアルモデルと言うものは無くて、万澤さんとか成田さんとか皆さんバイクを作ってたそうです。
だもんで仕方ないんです。(笑)
ちゅうか、折れたままで数年放置後フロントフォークをTLRに使い、TLRのディスクブレーキ化になったのでした。
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