2013年9月3日火曜日

スズキ RL250

1974 スズキ RL250


クロームモリブデン鋼のセミダブルクレードルフレーム、アルミ製のタンクなどにより軽量化された車体は95kg。TM250ベースのピストンバルブ吸入式の単気筒エンジンは、低速域でフレキシブルな特性を示した。

全長2.025 全幅840 全高1.140 軸距1.340(各㎜) 車重95kg 空冷2サイクルt単気筒 (ピストンバルブ)246㏄ ボア・ストローク70.0×64.0㎜ 圧縮比6.0 最高出力17.0ps/6.000rpm 最大トルク2.10kgm/5.000rpm 始動キック 前進5段リターン サスペンション前テレスコピック 後スイングアーム タイヤ寸法前2.75-21 後4.00-18 現金価格28万円


1974 スズキ RL250L


保安部品を取り外した競技専用のトライアルマシン。RL250とまったく同じスペックだが、保安部品を外したぶん、5kg軽い90kgに仕上がっている。ハンドリングの軽い、扱いやすいマシ
ンであった。

全長2.035 全幅850 全高1.130 軸距1.340(各㎜) 車重90kg 空冷2サイクル 単気筒(ピストンバルブ) 246㏄ ボア・ストローク70.0×64.0㎜ 圧縮比6.0 最高出力17.0ps/6.000rpm 最大トルク2.10kgm/5.000rpm 始動キック 前進5段リターン サスペンション前テレスコピック 後スイングアーム タイヤ寸法前2.75-21 後4.00-18 現金価格28万円

モーターサイクリスト1987年臨時増刊「国産モーターサイクル戦後史」より


TLR200('83年4月13日発売)が軽二輪の販売トップになった頃の事です。
バイク屋さんで会ったスズキの営業さんが、「うちも間もなくトライアル車を出しますので宜しく!」と仰っていました。
「おお~ 嬉しいな~ スズキが復活か~」と期待して待っていたのですが・・・

'84年ヤマハからTY250R/Sが発売されるや、時代は一気に一本サスになり、試合会場はヤマハのバイクで真っ白になってしまいました。
間もなく、ライバルのホンダもRTL250S、TLM200と一本サス車を投入し、2本サスのトライアル車はあっという間に時代遅れになったのでした。

で、ご存知のようにスズキのトライアル車は出ませんでした。
想像ですが、TLR200の対抗車として2本サスで開発してたんじゃないでしょうか?それがTY250R/Sの出現で出せなくなってしまったんじゃ・・・?
もしTY250R/Sの発売が'85年だったら、'84年モデルのスズキRL250?が存在してたかも知れません。
そして、そのバイクがヒットしていれば、スズキは今でもトライアル車を作っているかも・・・

と、秋の夜長に妄想してます。


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