TLM50のオイルレベルスイッチです。LEDのパイロットランプを点灯させます。
分解すると・・・
円筒形の部品がフロートで、フロートに取り付けられたT型の金属がスイッチの役目をしています。
オイルが減ってフロートが下がると、対面した二つの電極にT型の金属が触れ電気が流れると言う単純な構造です。
オイルレベルスイッチは全てこのような構造で、6V車の12V化でも全く気にしてませんでした。
がっ!TLM50が発売される2年前のモデル、モトコンポを12V化するとオイルレベルスイッチ(センサー)が壊れるらしい!と、古い知り合いからのメールが・・・
当方は普通のスイッチだと思い込んでいたので俄かには信じられなかったのですが、さらに情報を集めて貰ったところ、スイッチの中にコンデンサーが入っているとか・・・
「へっ?なんで?火花対策?訳が分からん!」
と言う事で、真面目に調べたら・・・
HONDA サービスマニュアル 共通編 <18-2> より
磁石でON、OFFする、リードスイッチを使ったタイプの説明が有りました。
フロートに内蔵された磁石によって、スイッチが入ったり切れたりします。
これだけだとコンデンサーは必要ないのですが・・・
HONDA サービスマニュアル 共通編 <18-3> より
「タイマー式インジケータ」と言う、バルブ切れチェック機能を備えているオイルレベルスイッチです。
モトコンポのパイロットランプは電球ですので、このタイプのオイルレベルスイッチが使われているようです。
折角のインジケーターも、電球が切れていては意味がないですからね。
んで、どのようにバルブ切れが分かるのか言いますと、メインスイッチONで励磁コイルを通ってコンデンサーに電気が流れます。コンデンサーに電気が溜まる僅かな時間だけ、励磁コイルは電磁石になりリードスイッチをONにします。ONになった僅かな時間だけパイロットランプが点灯し、コンデンサーに電気が溜まって電気が流れなくなると消灯します。
つまり、メインスイッチをONにした僅かな時間パイロットランプが点灯すれば正常。点灯しなければバルブ切れまたは接触不良などの異常が有ると分かるのです。素晴らしい。ホンダさんは賢い。
してっ!!このスイッチに使われているコンデンサーの耐電圧に問題が有るらしいのです。
はっきりとは分かりませんが、表示が6Vか8Vになっているようです。これでは12V~14.5Vの電圧をかけると、コンデンサーがパンクしても仕方有りません。
さて、どうしたものか・・・
続く。
2011年11月3日木曜日
モトコンポの12V化とオイルレベルスイッチ その1
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