そう。
そんな危険な水素も、発電のために反応させたりエンジンでそのまま燃やしても水しか出ないクリーンエネルギー。
これを利用しない手は無いよねとトヨタとホンダがFCVを作った訳ですが、思いのほか普及しない。
そりゃそうでしょう。
車両価格が高いのは置いといても、水素はどうするの?何処で入れるの?と言う話になります。
水素って、もっとも小さく軽い元素なので長期間貯めておくことができないそうなのです。
で、必要な時に圧縮して圧力を高め(80MPa:メガパスカル=約800気圧)車載の70MPaの水素タンクに充填してるとか・・・
ので、FCVが普及して安定的に水素充填に訪れるようになれば、あらかじめ圧縮した高圧水素ガスを用意して置く事が出来るようになり、5分前後で充填を終えられるようになりますが、安定的に充填に来なければ圧縮した水素が漏れ出てしまい、水素を無駄に捨てることになるのです。
もっとも小さく軽い元素を燃料として利用するのは、そう簡単な事では無いのでした。FCVが先か水素スタンドが先かですね~
これでは水素でバイクを走らせる事は出来ません。
が、安心して下さい。
フラウンホーファー研究機構がPOWERPASTEなるもの開発しました!
フラウンホーファー研究機構がPOWERPASTEなるもの開発しました!
水素化マグネシウムをベースにした粉末のPOWERPASTEは、水素を室温、大気圧で貯蔵可能。水と反応して水素ガスを生成する。
250℃まで分解しないため、炎天下に長時間さらされても安全。輸送も安価で簡単だ。
補充にも適しており、カートリッジを交換して水道水を注入するだけで済む。さらには主材料のマグネシウムはどこにでもある豊富な元素となっている。
高圧タンクより優れたエネルギー貯蔵密度
POWERPASTEのエネルギー貯蔵密度は700バールの高圧タンクよりも高く、ガソリンにも匹敵するという。
高圧タンクや冷却設備が不要なため水素ステーションなどの高価なインフラの替わりに、カートリッジの販売所だけ設ければ事足りる。小型モビリティだけでなく、大型ドローンの飛行時間延長などにも活用できるとのこと。
やったね!フラウンホーファー。
偉いぞ!フラウンホーファー。
これで2ストロークエンジンの復活だ!
POWERPASTEでGO!GO!GO!