2011年11月5日土曜日

モトコンポの12V化とオイルレベルスイッチ その3

バラすのはネジを1本外すだけです。


















パラリンコ・・・


















ポロリンコ・・・


















老眼には辛いチップ抵抗です。拡大レンズを使わないと読めません。
ICはMC34063のようです。


















バネやUSBポートなど不必要なものを取り外し、リード線をハンダ付けして点灯テスト。
電源は充電器の12Vレンジです。

なんとか使えそうな明るさですな~
で、画像を添付して知り合いにメール。「どやさっ!」

返信メールに、6Vに改造しているページが有るっ!との嬉しい情報が・・・
改めて、「DC-DCコンバーター 100円ショップ」で検索したら、沢山の改造ページが出てきました。有り難い事です。

と言う事で、下記のサイトを参考にさせて頂きました。

100均DCコンバータをプチ改造 │ キャンカーでお出かけブログ

100円シガーライターソケット用DC-DCコンバータをアップコンバータに改造しよう!


では改造しましょう。


















R3のチップ抵抗です。
外れないのでオカシイな~と思ってたら、位置決めのための接着をしてからハンダ付けしてありました。
このR3の交換用チップ抵抗の購入を考えていたんですが・・・

以前、LED用ICリレーの点滅速度を変えるために購入していた、半固定抵抗が有るのを思い出し・・・


















R3の位置にハンダ付けしました。


















これで、1393mVから・・・


















13.90Vまで


















自由に電圧を設定できます。


















完成!
これで、スタンダードの6V用オイルレベルスイッチが使える事でしょー!


2011年11月4日金曜日

モトコンポの12V化とオイルレベルスイッチ その2

考えられる対策は・・・

①12V車のオイルレベルスイッチを流用する。

これは早く点灯し過ぎるようで不可。

②コンデンサーを耐電圧18V以上に交換する。

写真で見る限りコンデンサーの頭が見えるだけで、壊す覚悟でないと分解できないようなので不可。

③インジケーターの回路部分のみを6Vにする。
面白そうなので考えてみる。














オークションを覗くと、中国製のコンバーターが780円で出ていた。送料を入れても1,060円。
しかし、ピンとこない。furattoclubのネタとしてどうなのか?ヒネリが足りないように思う。

100円ショップで売られている、シガーソケット用携帯充電器を改造しても使えるかも知れない。これだったらヒネリが利いている。と思う。
車用なので入力は12V。で、出力は約5V。6V1.5Wのパイロットランプだったら点灯するのでは?
105円なので、購入してテストする価値は十分有りそう。

さらにヒネリを利かせて、6Vのランプを2個直列に繋いで6Vで使う回路を考えてみた。(この時点ではこの方法が本命)
6Vのランプを常時点灯させる回路になるので、無駄にならないようにテールランプとして使用。
ソケット(パイロットランプに使われているゴムのソケット)を、テールランプの具合の良い所に穴を開けて差し込み、6V1.5~3.0Wのバルブを追加。













図をメールに添付して発信。

やれやれこれで解決!良いアイデアじゃわい!と自画自賛。
で、就寝。

枕に頭をつけた瞬間・・・!

「あれっ?アースが繋がってない!あれでは点灯しない・・・」と間違いに気付き、目が冴えそうになる。が強引に寝る。

翌朝、直に訂正のメール。「ごめんね、ごめんね~」

日曜日の午前10時を待って100円ショップ「シルク」に突入!

「ごめんクサイ!」 ドテッ!

「あ~らまたクサイ!」ドテテッ!

「充電器くださ~い」と、買ってきました。


















どうなる事か・・・

続く。


2011年11月3日木曜日

モトコンポの12V化とオイルレベルスイッチ その1

TLM50のオイルレベルスイッチです。LEDのパイロットランプを点灯させます。


















分解すると・・・


















円筒形の部品がフロートで、フロートに取り付けられたT型の金属がスイッチの役目をしています。


















オイルが減ってフロートが下がると、対面した二つの電極にT型の金属が触れ電気が流れると言う単純な構造です。

オイルレベルスイッチは全てこのような構造で、6V車の12V化でも全く気にしてませんでした。

がっ!TLM50が発売される2年前のモデル、モトコンポを12V化するとオイルレベルスイッチ(センサー)が壊れるらしい!と、古い知り合いからのメールが・・・
当方は普通のスイッチだと思い込んでいたので俄かには信じられなかったのですが、さらに情報を集めて貰ったところ、スイッチの中にコンデンサーが入っているとか・・・
「へっ?なんで?火花対策?訳が分からん!」

と言う事で、真面目に調べたら・・・















HONDA サービスマニュアル 共通編 <18-2> より

磁石でON、OFFする、リードスイッチを使ったタイプの説明が有りました。
フロートに内蔵された磁石によって、スイッチが入ったり切れたりします。

これだけだとコンデンサーは必要ないのですが・・・















HONDA サービスマニュアル 共通編 <18-3> より

「タイマー式インジケータ」と言う、バルブ切れチェック機能を備えているオイルレベルスイッチです。
モトコンポのパイロットランプは電球ですので、このタイプのオイルレベルスイッチが使われているようです。
折角のインジケーターも、電球が切れていては意味がないですからね。

んで、どのようにバルブ切れが分かるのか言いますと、メインスイッチONで励磁コイルを通ってコンデンサーに電気が流れます。コンデンサーに電気が溜まる僅かな時間だけ、励磁コイルは電磁石になりリードスイッチをONにします。ONになった僅かな時間だけパイロットランプが点灯し、コンデンサーに電気が溜まって電気が流れなくなると消灯します。
つまり、メインスイッチをONにした僅かな時間パイロットランプが点灯すれば正常。点灯しなければバルブ切れまたは接触不良などの異常が有ると分かるのです。素晴らしい。ホンダさんは賢い。

してっ!!このスイッチに使われているコンデンサーの耐電圧に問題が有るらしいのです。
はっきりとは分かりませんが、表示が6Vか8Vになっているようです。これでは12V~14.5Vの電圧をかけると、コンデンサーがパンクしても仕方有りません。

さて、どうしたものか・・・

続く。